高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)の目的

大学等における障害学生支援は、障害のある学生の多様な学びや社会進出にとって不可欠であるにもかかわらず、各大学等によって温度差があります。日本全体の障害学生支援のスタンダードを引き上げ、又発展させるためには、各大学等における改善のみならず、それを支える、そして各大学等における資源やノウハウを結集させるためのネットワーク形成(連携・協働基盤の構築)が不可欠です。HEAPでは、そのようなネットワーク形成のきっかけ作りを様々な場面・地域において実行し、将来的にはそれぞれのネットワークが自立的に継続されていくことを目指します。さらに、それぞれの取り組みをモデル化して活用しやすいようにアーカイブすること、それらを発信・展開することにより、一地域にとどまらない波及効果を目指します。
 また、本事業で取り組むネットワーク形成にあたっては、大学等の教育機関のみならず、企業や行政、支援機関等が地域ごとに、または地域を越えて連携・協働することを目指します。例えば、高大接続・移行支援においては中等教育段階との連携が欠かせませんが、そのような事例は限られています。また、就労支援等の社会移行支援においては、企業や行政、支援機関との段階的・継続的な連携が十分ではなく、現状では単発的な取り組みにとどまっている現状があります。このような課題を解決するために、本事業では大学等以外の機関とも多くの連携・協働体制を構築して、より包括的なネットワークを形成することにより、効果的な支援資源を生み出し、障害のある学生の多様な社会進出を後押ししていきます。

3つのフェーズ

障害のある学生の学生生活には以下3つのフェーズが想定されます。HEAPではフェーズごとに適したネットワークのあり方があると考え、具体的で効果的な取り組みを行うためにこれらのフェーズを意識した事業を実施しています。

【1】高大接続・移行支援(高専等への進学時含む)
【2】入学後の合理的配慮の提供をはじめとした修学支援
【3】大学等から社会へ進出する際の就労支援をはじめとした社会移行支援

事業担当者(2020.12.01.時点)

ディレクター:
村田 淳(京都大学 学生総合支援センター・准教授/障害学生支援ルーム・チーフコーディネーター)

事業協力者(各プログラムのコーディネーター等):
宮谷 祐史(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム・コーディネーター)
辻井 美帆(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム・コーディネーター)
嶌田 裕子(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム・コーディネーター)
松原 夢伽(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム・コーディネーター)

連携校の事業担当者:
大阪大学 望月 直人(大阪大学 キャンパスライフ健康支援センター・准教授)
筑波技術大学 白澤 麻弓(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター・准教授)
広島大学 山本 幹雄(広島大学 アクセシビリティセンター 副センター長・准教授)
※各大学の代表者を記載していますが、プログラム内容によって同大学の他のスタッフの方にもご協力いただいています。  

協力機関(2020.12.01.時点)

日本学生支援機構(JASSO)、全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN)、日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)、筑波大学DACセンター発達障害学生支援プロジェクト(RADD)、大学コンソーシアム京都(関西障がい学生支援担当者懇談会:KSSK)、教育のユニバーサルデザイン化ネットワーク(UE-Net)、東海地区障害学生支援フォーラム、企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)、エンカレッジ、すいせい、大阪精神障害者就労支援ネットワーク(JSN)、LITALICOワークス_広島エリア、unselfish、ゆに

事業の協力校(2020.12.01.時点)

岡山大学、関西大学、関西学院大学、京都産業大学、高知大学、神戸大学、東京工業大学、鳥取大学、同志社大学、広島女学院大学、広島文教大学、山口大学、立命館大学、和歌山大学

アドバイザリーボード

本事業の企画・運営をより専門的に効果的に行うため、アドバイザリーボードを設置しています。

2017年度―2019年度
池谷航介(岡山大学)
神藤典子(関西大学)
瀬戸泰(岩手県立大学)
土橋恵美子(同志社大学)
生川友恒(日本福祉大学)
ピーター・バーニック(長崎大学)
藤田望(関西学院大学)

2020年度
池谷航介(岡山大学)
神藤典子(関西大学)
瀬戸泰(岩手県立大学)
土橋恵美子(同志社大学)
生川友恒(静岡大学)
ピーター・バーニック(長崎大学)
舩越高樹(高専機構本部)